女子高生AIをベンチマークして富裕層AIの未来を考える

2015年にマイクロソフトが開発した女子高生AI「りんな」が学生を中心に大きな反響を呼んだ。「りんな」はいわゆる会話型AIで、人との自然なコミュニケーション能力に優れている。開発にはエンジニア以外のスタッフも関わっていたという。たとえば、りんなに服装の写真を送るとファッションチェックをしてくれる機能をスタイリストと共同で開発した。

りんなだけでなく、Amazon EchoやGoogle Homeのようなスマートスピーカー(AIスピーカー)も身近なものになりつつある。スマートスピーカー(AIスピーカー)とは、利用者が話しかけることで様々なアクションを実行してくれるものだ。たとえば、ニュースの読み上げ、音楽の再生、電気をつけたり消したりなどの家電操作などだ。

スマートスピーカー(AIスピーカー)の中には、機能を拡張してどんどん賢くすることが可能な製品もある。ここで言う「賢さ」には、利用者にいかにマッチしているかという点も重要な要素のひとつではないかと思われる。たとえば、音楽な好きな利用者の場合、特定の曲を再生するという命令だけでなく、過去の再生データから利用者の好みに合った音楽を探すなどのようなことだ。

富裕層ビジネスの観点からAIについて考えてみると、いかにそのAIが富裕層にマッチしているかということが重要になってくるだろう。冒頭でAIの開発にはスタイリストなどエンジニア以外のスタッフの関わりが大きなポイントになっている点に触れたが、同様に考えると、富裕層向けAIの開発には富裕層が関わることが重要だと言うこともできる。

これは何もAIに限ったことではなく、商品やサービスの開発にも当てはまる。素材、技術、デザインなどにこだわって最高級の商品を作れば売れるという単純なことではなく、いかに富裕層のニーズを的確に把握し、それを満たす商品開発をしたかが重要になる。

とは言うものの、富裕層の意見を聞く、富裕層に開発に協力してもらうなどは簡単にできることではない。そこで当社では「HighNetWorth Lab」という、定期的、継続的に富裕層の意見を取り入れた商品開発支援を実施している。富裕層向けに商品、サービス、AIなどを開発したいとお考えでしたら、一度ご相談いただきたい。

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